マージ・ベッコン姉妹の証し

「主の御手のうちに」マージ・ベッコン著、伝道出版 「9 主は私を嫌っておられるのでしょうか」より。 『あわれみ深い神は、彼らの咎を赦して、滅ぼさず、幾度も怒りを押え、憤りのすべてをかき立てられはしなかった。 78:39神は、彼らが肉にすぎず、吹き去…

善きものは無し

ロマ7:18私は、私のうち、すなわち、私の肉のうちに善が住んでいないのを知っています。私には善をしたいという願いがいつもあるのに、それを実行することがないからです。 本当はクリスチャンが歩み始める初めの時期にこの事を心底学んでいれば,その後に出…

光と闇の戦い

マタイ 5:9平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。 藤尾先生がブログを再開してくれた。今年の1月から週間から月間に変わったのだが,随時と言う事で不定期、不規則で再開されたのは真に嬉しい限りであります。早速イスラム国と犠…

人間存在の根源

人間存在の根源 神は「命の木」から思いのまま自由に食べてもかまわないと命じました。しかし「善悪の知識の木」から取って食べることは禁じました。取って食べると必ず死ぬという警告が付いてました。それにもかかわらず、人間はこの警告を踏みにじり、取っ…

どんなことでも出来るのです。

ピリピ 4:13 私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。 こうした聖句は誤解されやすい物です。これを読んだ私たちはとてつもない事が出来るようになると思ってしまう。例えば私は左半身が麻痺して手と足が旨く動かない。それでも…

肉から霊へ(ローマ書)

ロマ7:4 私の兄弟たちよ。それと同じように、あなたがたも、キリストのからだによって、律法に対しては死んでいるのです。それは、あなたがたが他の人、すなわち死者の中からよみがえった方と結ばれて、神のために実を結ぶようになるためです。 7:5 私たちが…

内村鑑三「怒るまいぞ」新福音

怒るまいぞ(新福音) 明治33年2月25日 『東京独立雑誌』59号「雑壇」 署名 独立生 怒るまいぞ、怒るまいぞ ロマ書 12:19 愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。「復讐はわたしのすることである。…

一日一生 ; 新しい一日を主への恐れを持って始めるなら

あなたが新しい一日を主への恐れを持って始めるなら人を怖れる気持ちがなくなるでしょう。あなたが困難なことやあなたの周りの問題を持つ人のために祈るなら何の怖れもなく陰りも無くそれらに向かう事が出来るでしょう。あなたがイエス様の赦しのもとにあな…

内村鑑三 創世記 善悪2子の裔

8.善悪二子の裔〔創世記第四章第一六節―第二六節〕 十六、カイン、ヱホバの前を離れて出てエデンの東なるノドの地に住めり、 十七、カイン其妻を知る、彼女孕〔はら〕みてエノクを生めり、カイン邑(まち)を建て其邑の名を其子の名に循〔したが〕ひてエノク…

内村鑑三 創世記 最初の殺人

7.最初の殺人罪〔創世記第四章第一節―第一五節〕 一、 アダム其妻エバを知る、彼女(かれ)孕〔はら〕みてカインを生みて言ひけるは我ヱホバに上りて一箇(ひとり)の人を得たりと、二、彼女また 其弟アベルを生めり、アベルは羊を牧(か)ふ者カインは土を…

内村鑑三、創世記 女性の創造エデンの園(中)

5.女性の創造エデンの園(中)〔創世記第二章第一五節―第二五節〕 十五、ヱホバ神其人を挈て彼をエデンの園に置き之を理め之を守らしめ給へり。 人は成り、園は設けられて神はその創造〔つく〕り給ひし人を挈〔とり〕て彼を其設け給ひし園に置き給ひぬ、之れ…

一日一生 12月28日(日) 赦し

内村鑑三 続一日一生 12月28日 ルカ6:37 さばいてはいけません。そうすれば、自分もさばかれません。人を罪に定めてはいけません。そうすれば、自分も罪に定められません。赦しなさい。そうすれば、自分も赦されます。 ゆるし得んがために祈るべきである。ま…

内村鑑三 一日一生 誤解と疑察

誤解と疑察 明治33年9月30日 『聖書之研究』1号「雑感」 署名なし 誤解に誤解に誤解に誤解、国は国を誤解し、政府は政府を誤解し、父は子を誤解し子は父を誤解し、兄弟相誤解し、友人相誤解し、此美はしき宇宙に棲息しながら誤解の暗霧の中に彷徨して憂愁の中…

内村鑑三 一日一生 心霊的結合体

心霊的結合体* 「教会、すなわちキリストイエスにありて潔められ、召されて聖徒となりし者」、 教会とはかくの如き者なり、これ自薦信者の集合体にはあらざるなり。これ神に潔められし者、また神の選択によって神に召されて聖徒たるを得し者の心霊的結合体た…

内村鑑三「一日一生」 教会と信仰

内村鑑三「一日一生」 教会と信仰 教会は信仰を作らず、信仰は教会を作る。 教会を作らんと焦る者の教会は衰え、信仰を説くの熱心より教会のことを顧みるいとまなき者の教会は盛んなり。 これ真理なり、また事実なり。門前に鳥網を張る多くの衰微せる教会は、…

老年の祝福

老年の祝福 大正15年11月10日 『聖書之研究』316号 内村鑑三 老は老耄、老いぼれることではない。老熟、すなわち人生に熟練することである。長く神に導かれた経験からくるものである。信者はこの経験を持って神に仕え、人にも仕えねばならない。これに勝る幸…

内村鑑三 創世記 洪水以前 エデンの園(上)

4.エデンの園(上)〔創世記第二章第四節―第一四節〕 四、ヱホバ神地と天を造り給へる日に天地の創造られたる其由来は是なり。 創世記、一名之を由来記又は伝の書(ふみ)と称〔い〕ふを得べし、之に天地創造の由来記、アダムの伝の書(五章一節)、ノアの伝(…

内村鑑三 創世記 第2章 洪水以前 安息日

3. 創世記第二章安息日〔第一節―第三節〕 (安息日の制定) 斯〔かく〕天地及び其衆群(しゅうぐん)悉(ことごと)く成りぬ、第七日に神其造りたる工(わざ)を竣(おへ)たまへり、即ち其造りたる工(わざ)を竣(おへ)て七日に安息(やすみ)たまへり、…

内村鑑三 創世記 洪水以前 天地の創造(2)

天地の創造(2) 第廿一節 神巨〔おおい〕なる魚と水に饒に生じて動く諸ての生物を其類に従ひて創造り、又羽翼ある諸ての鳥を其類に従ひて創造り給へり、神之を善と観給へり。 「巨なる魚」tanninim 巨獣、異形の動物なり、必しも魚類に限らず、或は長さ八…

内村鑑三 創世記 洪水以前 2.天地の創造

2 天地の創造 創世記1章2-31節 第二節 地は定形なく曠空(むなし)くして黒暗(やみ)淵の面(おもて)にあり、神の霊水の面を覆ひたり。 「地」、此堅き地、岩を以て骨となし、川を以て脉〔みやく〕となし、海を湛〔たた〕え、気を以て包まるゝ地球、週囲…

内村鑑三 創世記 洪水以前 1.万物の原始

洪水以前記 1.万物の原始 創世記第一章一節 1900(明治33)年9 月 元始(はじめ)に神天地を創造(つく)り給へり。 儒教の総ては学而〔がくじ〕の一節に籠り居るとは余の曾〔かつ〕て聞きし所なり、正当に之を解せば或は然るやも知れず、創世記は基督教聖書…

内村鑑三 創世記 虹の意味

虹の意味 大正11年9月10日 『聖書之研究』266号 署名内村鑑三 神言ひ給ひけるは、我が我と汝等〔なんじら〕及び汝等〔なんじら〕と共なるすべての生物との間に世々限りなく為〔な〕す所の契約の徴(しるし)は是なり、我れ我が虹を雲の中に起さん、是れ我と世…

内村鑑三 創世記 ノアの大洪水(2)

其七 ノアの大洪水 創世記 第六―第九章 (二) ○現代人は万事を天然的に見る、古代人は万事を信仰的に見た。現代人に奇跡はなく、古代人には万事が奇跡であつた。現代人は万事を直接原因に由て説明せんと欲し、古代人は之を第一原因にまで運んだ。二者孰〔いず…

内村鑑三 創世記 ノアの大洪水(1)

其六 ノアの大洪水 創世記 六章より九章まで 1930(昭和5)年1 月 (一) ○ノアの大洪水に就ては四章に渉〔わた〕り創世記に記載せらる。其内どれ丈けが歴史的事実である乎、之を確定する事が出来ない。其内に今日の常識を以つてしては事実として受取り難い事が…

内村鑑三 創世記 ノアの洪水

ノアの洪水 創世記六章より八章まで、馬太〔マタイ〕伝廿四章三七―三九節、 路加〔ルカ〕伝十七章二六、二七節、彼得〔ペテロ〕後書三章三―一三節 大正7年7月10日 『聖書之研究』216号 署名内村鑑三 ○ノアの洪水は歴史的事実である、是は曾〔かつ〕て有りし…

内村鑑三 創世記 アダムよりノアまで 創世記第五章

其五 アダムよりノアまで 創世記第五章 創世記の研究 1930(昭和5)年1 月 ○路加〔ルカ〕伝第三章はイエスの系統を掲げ、ノア以前の先祖を列記して曰〔いわ〕く ノア、其父はラメク、其父はマトサラ、其父はエノク、其父はヤレド、其父はマハラレル、其父はカ…

内村鑑三 創世記 アベル族とカイン族

アベル族とカイン族 大正11年4月10日『聖書之研究』261号署名内村 アベル族とカイン族 信者に二種ある、アベル型の信者とカイン型の信者と是れである、 アベル型の信者とは創世記四章に於〔おい〕て示さるゝが如〔ごと〕くに羊の初生(うひご)を供物(そな…

内村鑑三 創世記  カインとアベル

其四 カインとアベル 創世記四章一―一六節 創世記の研究 1930(昭和5)年1 月 ○聖書の此所〔ここ〕を読み誰にも起る問題は、神は何故(なぜ)アベルの供物(そなへもの)を受けてカインのそれを斥〔しりぞ〕け給ひし乎。二人共に己が従事せし産業(なりわい)の…

内村鑑三 創世記 人類の堕落と最初の福音

人類の堕落と最初の福音 (五月十一、十八日) 創世記第三章の研究 大正8年7月10日 『聖書之研究』228号 署名 内村鑑三 述藤井武筆記 創世記第三章の記事は興味ある物語(ものがたり)なるも其中に我等各自の信仰と深き関係を有する大なる真理あるなしとは近世人…

内村鑑三 創世記 人類の堕落

人類の堕落 創世記第三章 1930(昭和5)年1 月 ○園の中央に二種の樹があつた、生命の樹と善悪を知るの樹があつた。前者を食へば生き、後者を食へば死すとの事であつた。そしてアダムとエバとは人類を代表して、蛇に欺かれて生命の樹を斥〔しりぞ〕けて知識の樹…