2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ロマ書の研究第16講

第十六講 律法の能力 - 第三章十九節、二〇節の研究 - 前講において説きしごとくパウロは舊約書の引用をもつて萬人有罪の主張を裏書きせしめしのち、左のごとき強き語をもつてこの箇處を結んだ。 19 それ律法の言うところは、その下にある者に示すとわれら…

大正7年9月24日の日記、内村鑑三

九月二十四日(火) 大暴風雨家は動き家根は雨漏り垣は倒れ戸は破る、脆い我が生涯なる哉、天然は或時は あまももろ 残酷であるかのやうに思はれる、然し一年に一度の暴風雨と思へば耐へ易く、暫時の仮の住居と思へば意に懸ら あらしかりすまゐこゝろ ない、来…

新しい霊の家族

エペソ5:6 むなしいことばに、だまされてはいけません。こういう行ないのゆえに、神の怒りは不従順な子らに下るのです。 5:7 ですから、彼らの仲間になってはいけません。 5:8 あなたがたは、以前は暗やみでしたが、今は、主にあって、光となりました。光の…

ロマ書の研究第15講

第十五講 「人類の罪」(二) - 第三章一節 ~ 二〇節の研究 - 第三章九節 ~ 二〇節は、全人類を罪人と定めし箇處であること、前述せしとおりである。そして全人類と言えば、勿論そのなかに自己のふくまれおることをみとめざるを得ない。然らば自己が罪人…

老人の日に寄せて

老年の祝福 老は老耄(ろうもう)ではない老熟である。そうあらねばならない。永く神に導かれた実験である。 信者はこれをもって神に仕え人に仕えねばならぬ。 これに優る幸福はない。ゆえに老はなるべく長くあることを欲する。 老年の一年は壮年の十年、青年…

ロマ書の研究第14講

第十四講 人類の罪(一) -第三章一節 ~ 二〇節の研究 - 3:1 では、ユダヤ人のすぐれたところは、いったい何ですか。割礼にどんな益があるのですか。 3:2 それは、あらゆる点から見て、大いにあります。第一に、彼らは神のいろいろなおことばをゆだねら…

ロマ書の研究第13講

第十三講 ユダヤ人の罪(二) -第二章の研究 - 2章1節 このゆえに、およそ人を審くところの人よ、汝、言いのがるべきなし。汝、他人を審くは、正しく己れの罪を定むるなり。そは審くところの汝も同じくこれを行えばなり。 とある。まず注意すべきは、審判…