人生勉強の課題
永遠に存続するものは信仰と希望と愛です。これらのうちで最大のものは愛です。人生勉強の課題
コーヘレス（伝道者）は彼の体験の結論を要約して、「あなたの若い日にあなたの造り主をおぼえなさい」と言いました（伝道の書 12: 1）。神を信じる信仰こそ、人生の意義を知る第一歩です。
人は神を知ることによって、始めて「道」を知ることが出来ます。ファウストのようにサタンに従わず、コーヘレスのように神を信じなさい。これが人生勉強の第一課です。
しかし信仰そのものもまた固定し、形式化して、生命を窒息（ちっそく）させる危険があります。それゆえ、常に信仰を生かすものがなければなりません。それは愛です。
・・・ 神より出た愛（アガペー）です。恋愛（エロース）は肉の思いによる自然愛であり、愛（アガペー）は信仰による聖愛です。愛によって導かれない恋愛はいかに人生の充実のように見えても、実は人生航空路の落し穴（エア・ポケット）であり、人を神の国に導き入れる道ではありません。
愛と恋愛の区別を知ることが、青年の人生勉強の第二課です。
愛は生命の道です。
・・・ 人生の価値は知識の高低、能力の大小にあるのではなく、愛の有無にあります。
愛は能力ある人を生かすのみでなく、能力の無い人をも生かします。
愛にこのような生命力があります。人生の価値を判断すべき尺度は能力でなく、愛であることを知るによって、人生観は根本的に一変します。これが人生勉強の第三課です。 （矢内原忠雄）
とかく人は他人の知的能力や肉体的能力に重きを置いて価値付けをしがちです。それらを現す肩書きとか社会的な地位とかで立派だと決めつけますが、往々にしてその様な方は裏で卑劣な事を行っている裏表のある人が居ります。
人間は根本的に罪人としてこの世に生を受けています。その原罪はアダムからの遺伝として、肉の身を纏っている限りキリストに頼らない限りそこから解放されません。真の神のみがその罪を消し去ってくれるのです。イエス様の十字架の上で流された血潮のみが罪を消して下さるのです。聖職者の衣を付けたオオカミのような者でも神様の愛の血潮でもって清められるのです。どうか悔い改めて主の下に立ち返りなさい。
