ボーンアゲイン・その2

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14:20 兄弟たち。物の考え方において子どもであってはなりません。悪事においては幼子でありなさい。しかし考え方においてはおとなになりなさい。(1コリント)

チャールス・コルソンにキリスト信仰の何たるかの示唆を与えるために、トム・フィリッ

プスはこの「キリスト教の精髄」と日本語化されたC・S・ルイスの「Mere Christianit

y」を引用して、人間の罪の根源である高慢さが如何に人を害するかと聞かせた。

この「キリスト教の精髄」は、CSルイス宗教著作集のシリーズにあって、柳沢直行訳で

新教出版社より販売されているものを購入し、「ボーン・アゲイン」と平行して読んだ。

この本の基本は、ラジオで放送されたルイスの放送講演、「クリスチャンのあり方」や

「人格を超えたもの」などをまとめて読みやすくしたものであると解説されているが、

元々は、オックスホードやケンブリッジで英文学を教えていた学者であるルイスは、キリ

スト教という信仰について大上段に振りかざしたタフな信仰について論じる。決して読み

やすい本ではなく一字一句の重みは真剣に取り組むことを求めてくる。混じりけのないキ

リスト信仰について、イギリス人らしい律儀さでキリスト者のあり方を説く。1943年

第2次世界大戦によって、人々があらゆる希望を失って失意の底に沈むときキリスト信仰に

よる愛と希望を喚起するためにラジオ放送に依った。               

ナルニア物語」と題して最近のアニメ映画になった原作者がこのルイスであるとは日本

人で知る人は多くはないのではないか。アメリカ当たりだと、クリスチャンブックストア

などでは、CS ルイスと、チャールスコルソンは、それぞれ大きな本棚を占有して、

人々に愛され、読み継がれているかがよく分かる。

写真:「キリスト教の精髄」とその原書「Mere Christianity」、本のうえの亀は、ゆっくりと読むべき本と言うことで亀になぞらえて、飾りの物を置いただけ。