ボーン・アゲイン

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3:3 イエスは答えて言われた。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」(ヨハネ福音書

1972年、リチャード・ニクソン米国大統領は2期目の再選の勝利を得た。大統領特別補佐官

チャールス・コルソンは、その選挙に絡んだウオーターゲート事件において、有罪判決を

受け、その事件を通してイエスキリストと出会い、連邦刑務所において信仰者として聖書

を学び、、出所後、刑務所専任の宣教師として活動し、世界中の刑務所を回って福音を説

いた。その証の書がこの本で、私がイエス様と出会った時に多くの示唆を与えられた本で

あるが、すでに絶版で探していたのだが見つからずにいたのだが、先月の父の日に息子が

どこからか探し出してくれて、プレゼントされた。それこそ私の生まれ変わり(ボーン・

アゲイン)の後押しをなしてくれた本である。

事件の渦中にあるとき、一人の友人、トム・フィリップスにイエスキリストを紹介されるところからコルソンの救いが始まる。

トムは、アメリカの大手軍需会社の一つ、レイセオン社の社長に40歳で上り詰めた人物で

あるが、たまたまニューヨークのマジソンスクエアガーデンにおける、ビリー・グラハム

のクルセードにおいて、自分に何がかけているかを知ることになり、人生をイエスキリス

トの手に委ねる決心をした、生まれ変わったキリスト者。その彼に、今回の事件に関して

「動機さえ正しければ、不正な手段は必要ないはずだ、神が守ってくださるからだ」と指

摘されて、トムの生き方に深い感銘を受ける。そんなコルソンにトムは、一冊の本、C.

S.ルイス著「キリスト教の精髄」からプライドに関する章を読んで聞かせた。

「プライドはまさに霊的な癌である。それは、愛や満足の可能性そのもの、いや良識の可

能性までも食い尽くしてしまう。」

読むように勧められたこの本によってさらにチャールスコルソンは、自分をキリストに明

け渡したいと、聖書が読みたいと、祈りたいと、思う様に成ってくると、トムが言ったよ

うになってきた。それは、コルソンだけのことではなく、この「キリスト教の精髄」を読

んだ私にも同じように、イエス様に対する飢え渇きがもたらされて、私の、この世の成功

を目的としていた人生は、180度変えられて、イエス様を受け入れ、彼に人生を委ねる決心

をさせた。

写真:プレゼントされた「ボーン・アゲイン」古本だが帯まで付いた新古本。これによって変えられた羊が付きそう。