父の日

イメージ 1

イメージ 2

何時からか、父の日が出来、お父さんが日の目を見るようになったのは。母の日に対抗する形で、商業ベースで広く普及しているのは、日本が平和この上ない所為でもあるのであろう。どこかの國ではお父さん、お兄さんが全部戦争にかり出されている故に、父の日も、戦没者慰霊の日となるのではないだろうか。

この世の風潮に悪のりして、家族の食事会を催してくれた。家族、と言うか一族8人の誕生日には必ず全員集まって、食事に行くことにしているので、食事会そのものは特に特別なことではないのだが、何がよい、何処に行こうかと、場所選びには息子たちも何時も苦労しているようなのだが、今回は父の特権で「天龍の餃子」と指定した。天龍は、貧乏学生時代からデートのデートの際の食事の場所として良く行っていたところである。足かけ50年近く何かというと寄ってくる店であるが、息子たち、孫たちも、ひいきの場所である。

かってはそれこそバラックのつぎはぎだらけの木造の店で、当時から延々と行列で待つことを覚悟しなければ、餃子にありつけない店であったのが、今ではビルの一角を占めているが、行列はやはり覚悟が必要である。

ここの餃子は、写真でご覧のように、バナナのように大きく、皮はバリバリに焼けていて、中は肉汁一杯のジュウシーで、これ一人前8個を平らげると他のものは何も入らないぐらいボリュウムいっぱい。

50年前に家内と二人で頬ばったこの餃子を、今8人の家族になって、頬ばる事に、幸せと言うことをかみしめる一夜であった。

(写真)上は、すでに2つ食べた後のもの。1人前8個である。下のものは、小学校1年の孫が、初めの一つを時間掛けて挑戦しているところ。