40年ぶりのミニ同窓会

電気工学科200人ぐらいのうちに、個人ベースで連絡取れた5人が40年ぶりで逢った。激動の40年間、それぞれの企業戦士として、日本の発展を支えた40年は、それぞれの家族を養い、夢を追い、会社を思い、今にいたってフッと気が付いたら、あいつはどうしてるかな、何やってるかな、と気になった者が、連絡取って、居酒屋に集った。髪の毛を亡くし、歯を亡くし、俺みたいに左手足をなくし、仕事を亡くし、親もなくし、この40年で、得たものも多くあったが、みな多くのものを無くしても、まだこうやって、友を持っているって、良いよな、と一同思わされた一夜であった。

働く事だけで生きてきた俺たち世代の人生って何だったんだ、と、残り少ない人生について今更考えても致し方ない、という立場を取るか、まだ残りをどうするかと、もがくか、これからが人生閉じるための最終場面に向けての準備に入るか。
「永遠のいのち」を持たぬ人間の生き様は、変わりようがないのだ、と思わされ、またの再会を期して雨の中を散った。