後世への最大遺物

  
フレデリック・ウィリアム・ハーシェル(Sir Frederick William Herschel, 1738年11月15日 - 1822年8月25日)は、ドイツのハノーファー出身のイギリスの天文学者・音楽家・望遠鏡製作者。天王星の発見や赤外線放射の発見など、天文学における数多くの業績で知られる。
 
内村鑑三によると、ハーシェルは「我が愛する友よ、我々が死ぬときには、我々が生まれたときより世の中を少しなりとも良くして行こうではないか」と言ったそうだ。
今まで識られなかった天体の全体像を描いてみせて、航海の役に立て、世界の貿易の促進に尽くし、福音の伝道に宣教師を外国に送ることができるようになりました。
 
我々もハーシェルのように希望を持って、何か一つ事業を成し遂げて、生まれたときよりもこの世を少しなりとも良くして去りたいではありませんか。
          (内村鑑三  「後世への最大遺物」)