3月3日、ひな祭り、と カエル

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女性のお祭りであるひな祭りも現代では、バレンタインデイほどの盛り上がりもなく、小さな女の子に年寄りが無理矢理祝ってるというのが昨今の世情のようである。七五三やこの節句という日本古来からの行事が年々消えて行くのは、寂しい限りだが、「国家の品格」に言われる日本の経済至上主義の風潮と関係ないわけでは無かろう。無国籍化して行く流れの中で、國が愛国心を教育して行くにしても、行事を守れずに教育も効果がないのでは。イスラエル民族は、かって民族が行っていた行事を忠実に守ることこそが神への忠誠心の表れとして五〇〇〇年の歴史の中で忠実に行っているそうだが、日本民族のようにご都合主義を信条とする民族は、所詮はこの世から消えて行く運命にあるのであろう。

この冬の暖かさは異常であると、気象庁はデータを出して言っているのだが、データを聞かされなくとも、花の異常に早く咲く今日この頃、動物も動き出したのを見れば、その異常さはハッキリと分かる。

我が家の小さな池にも例年のようにカエルが出てきて、鳴き始めた。この夫婦カエルは、毎年ここでお玉じゃくしを返す夫婦カエルかどうか識別不可能だが、今年も池一杯のお玉じゃくしを貰うことになるのでしょう。孫たちへのプレゼントが出来る。
カエルは、聖書の中の「出エジプト記」で、エジプトを脱出する交渉にエジプトの王様パロに、モーセがカエル公害を起こしたときに、モーセが「何時カエルを取り除きましょうか」という問いに対してカエルに閉口していた王様は「明日」と応えるのだが、どうして今すぐではないのだ、と言う疑問は誰でも持つのではないのか。昔から「王のカエル」と言うことで多くの人が疑問を投げかけ答えを出しているが、決定的な答えはないようだ。解決するなら、そんなに急ぐ必要はないと言うことなのか。

写真1。孫のお雛様。
写真2。池に現れた夫婦カエル、仲は良さそうである。